自慈心
自慈心とは読んで字の如く、自分を慈しむ心という意味です。
自分を慈しみ、大切にすることが、人に対しても思いやりを持って、温かく接することができると思います。
自分を扱う姿勢は、他人に対する接し方につながっていると思います。
鏡のような関係です。
人間と人間の関係は相対的で、お互い様です。
辛いこと、悲しいことがあるからこそ、自分に優しくしないと。
自分にとって、自分が一番の味方ですから。
人間は、この世に生まれてきたときから、すべての人の存在そのものに価値があります。
自分を慈しんで、自信を持って、人生を少しずつ歩んでいけば、きっと良い方向に進むと思います。
これから良いこともありますから。
「泥中の蓮(でいちゅうのはす)」ということわざがございます。
清流には蓮は育たず、泥沼、泥田の中にしか、美しい花を咲かしません。
このことを人生に例えています。
辛いこと、悲しいという泥があるからこそ、人生に美しい花を咲かせるのです。
正法寺住職の青山俊董さん著作の「泥があるから花は咲く」にあるお言葉をご紹介致します。
引用開始
苦しみ悲しみという泥、これが原因となり、その苦に導かれてアンテナが立ち、よき師、よき教えという縁に出会うことで、泥は肥料と転じ、美しい花という果を咲かせます。
引用終了
心に響く言葉ですね。
今、お陰様で、私は人生楽しいです。