心の栄養

心の癒しになりますように

ユーモア

 

笑うとなぜいいか? (WIDE SHINSHO 221)

笑うとなぜいいか? (WIDE SHINSHO 221)

 

 

ユーモアは人間関係の潤滑油ですね。

中学一年の頃、クラスの愉快な仲間たちのお陰で人を笑わせる快感に芽生えてしまい(笑)、学校に行くのが楽しかったです。

現在、ユーモアは仕事にもプライベートの友人との交流にも生きています。

私自身、精神的にきついときに友人とのユーモア込めた会話に心が救われたことが何度もあります。

ユーモアは人の心を和ませる力があります。

相手への思いやりをもって、人の心を和ませる笑いは自分も楽しくなります。

相手に思いやりがあるかないかがユーモアとジョークの違いだと思います。

笑いは幸福ホルモンのセロトニンが自然に分泌されるそうです。

「ユーモア」の語源はラテン語の「フモール」に由来しているそうです。

フモール」は「湿気」「体液」という意味です。

人間の体には数種類の体液が流れていて、その調和によって、身体と心のバランスを整えるそうです。

体液の変化が、体調の変化だけではなく、人の感情を変化させるという意味になってきたのが今の心に繋がるユーモアの始まりだそうです。

私が大ファンの伝説の偉大な元プロボクサーのモハメッド・アリさんの世界的に有名なエピソードがあります。

1981年のアメリカ ロサンゼルスでのお話です。

自殺志願者が9階建てのビルの上から飛び降りようとして、テレビで放送するほどの大騒ぎとなりました。

そこをたまたま通りかかったモハメッド・アリさんがとなりのビルに上がり、自殺志願者を救うために会話をしました。

飛び降りることをやめるように説得を続けました。

「君のことが心配だ。後悔することになるからやめるんだ。」

「君はこの数十分の間に、ただの市民から全米一の有名人になったんだよ。」という内容の言葉が相手の心に伝わり、飛び降りることをやめました。

助けたいというモハメッド・アリさんの強い思いが伝わり、ユーモアを交えた言葉が相手の心に響き、冷静に考えるようになったと思います。

2016年に旅立ったモハメッド・アリさんは人としても偉大でした。

ユーモアは心の潤滑油だと思います。

中学の頃に読んだ本のユーモアある次の話を思い出しました。

その日は満員電車で座れず、立ったままの移動だったそうです。

電車が揺れて、隣の方に足を踏まれたときに伝えた言葉です。

「すみません。あなたの足の下に私の足が入ってしまいました。」

落語にありそうなお話ですね。

落語に興味を持ったのもユーモアある話術だと思います。

ユーモアは心の余裕からの言葉であるだけでなく、心のバランスを取り戻す 力があると思います。 

  斎藤茂太さん著書の「笑うとなぜいいか」の最後のページのお言葉を紹介致します。

引用開始

上手に「笑い」とつき合えれば、人間力も免疫力も確実にアップする。

「笑い」は人生の特効薬であり万能薬なのだ。

引用終了