丁寧に生きること
「日々、丁寧に生きることを心がけています」
これは2年前に某SNS(〇の世界)の伝言板にある方から頂いた伝言板のコメントです。
その時、素敵な言葉だと思うと同時に、その方のお人柄も素敵だと思いました。
「丁寧」の語源は、昔、中国で、軍中の警戒や注意の知らせのために用いられた楽器を「丁寧」と呼んでいたそうです。
そこから、注意深く念入りであること。細かい点にまで注意の行き届いていることの意味になりました。
動作や言葉遣いが、礼儀正しく、心がこもっているという意味もございます。
丁寧で思い出すのは、メジャーリーガーのイチロー選手です。
バットやグローブを大切にして、毎日手入れをしているそうです。
打って走るときには、そっと地面にバットを置きます。
バットもグローブも手作りの製品で、作ってくれた人の感謝の気持ちがあるので、大切に扱うそうです。
以前に、イチロー選手が野球少年に『野球が上達するコツは「道具を大切にすること」だ』と話していたのをテレビで観たことがあります。
道具だけでなく、イチロー選手ご自身の身体のケアのため、試合前の入念な柔軟運動、ストレッチ、試合後のストレッチは欠かさないそうです。
丁寧に生きるとは、そういうことですね。
ものを大切にする心は、人を大切にする心にも繋がります。
食事をするときに「いただきます。」というのは、自然や生き物に感謝を込めて、「いのちをいただきます。」という意味があるそうですね。
米を育て収穫して頂いた農家の方、魚を釣って頂いた漁師の方、それを販売してくださるお店の方、料理して下さる方、たくさんのお陰で食事ができることへの感謝の気持ちがあると食べ物を粗末にできません。
仕事も、勉強も、遊びも心を込めて取り組んでいきます。
人に対しても心を込めて丁寧に接することが大事だと思います。
社員の名前を肩書又はさん付けで呼んだり、仕事を頼むときは、必ず心を込めてお願い致しますと伝えてきました。
これは、あくまで私の思いで続けてきたことですが、外部から来たある人にはなぜそうするのかと嘲笑されたことがあります。
社員を大切に、丁寧に接するかどうかの考えの違いです。
とくに言葉遣いには気をつけています。
自分を好きになること、相手を尊重すること、今を大切にすることが丁寧に生きることだと思います。
「感謝をもって」、「心を込めて」、毎日を丁寧に生きていこうと思っています。
生きる喜び、生きているから価値があることに気づければ、それだけで幸せです。
「今」というときを大切にすることが悔いのない人生を歩むことになると思います。
というより、人間だから悔いは残るかも知れませんが、納得できると思います。
ご報告ですが、和楽器バンドのファンクラブに入会致しました(^^ゞ