品格
最近、テレビ番組で横綱の品格という言葉をよく聞きますね。
品格で思い出したことがあります。
会社を創業したばかりのときに、私一人では何もできないので全社員の協力が必要だと思いました。
使命感をもって、チームとして一丸となって運営していくためのまとめ役に徹しました。
全員が自分たちの生活のためという意識があり、一人ひとりが役目を認識していました。
あとから振り返って、全員があの頃の一体感は良かったと言っていました。
当時は突然、経営者になったので、経営者の心構えを知るため、京セラ創業者の稲盛和夫さんの本を読みました。
本の内容は人としてどう生きるべきかという人生哲学でした。
その時に学んだのが、どんな境遇にあっても、ひたむきに人間を磨くことです。
ここから、品格のお話を致します。
昨年、ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長の高野登さんの「品格を磨く」を読んで、品格について学びました。
冒頭の話に関連しているのですが、品格とは、「一体感を生み出す感性」だそうです。
そのために鍛えるべき力は「関心を持つ力」です。
リーダーとしての品格だと思います。
「優しい」という字は「人を憂う」と書きます。
人を憂う感性は、人を知ろうとすることから始まると仰っています。
マザー・テレサさんのお言葉でもあるように、愛の反対語は、憎しみではなく、無関心です。
相手を尊重して、思いやりの心をもって接することが大切ですね。
自分が好きであるように、人も好きになる気持ちはありますよ。
謙虚な心をもって、人とのご縁を大切にして、自分を磨いていきたいと思っています。
品格は内面からにじみ出るものですね。